【引用:amazonサイトより】
80年代、バブル時代に流行った若者のコミックを知りたいです。
特に若者の恋愛を題材にしたコミックでおすすめは?
こんなお悩みの方にお答えします。
ズバリ、「ハートカクテル」です。
80年代を象徴するポップな画風に手書きの文字、
4ページのオールカラーのラブストーリーは、多くの若者を魅了しました。
当時大ファンで、コミック版全巻を持っていたHiroakiが解説しますね。
「ハートカクテル」どんなコミックなの
どんな内容なの
4ページ、オールカラーの各回読み切りのショートストーリーです。
甘く切ないラブストーリーは当時の若者にとって「大人の絵本」でした。
ポップな画風は日本が元気だった80年代を象徴しています。
その画の中に手書きの文字が入り、そんなに多くを語らない間が好きでした。
【引用:amazonサイトより】
わたせ せいぞう さんの代表作
日本の漫画家、イラストレーターでもあるわたせ せいぞう氏が1983年から描かれていた作品です。
最初は週刊誌「モーニング」で連載し、後からTV放映、またドラマで実写化もされました。
モーニング連載し始めた頃は、わたせさんは生保会社のサラリーマンで、2足のわらじ状態で漫画家としても活動されていたそうです。
ちゃんと会社の上司に報告して、本業も怠らないことを条件に許可をもらっていたとのこと。本業も全国でTOPクラスの営業成績だったそうです。
すごいですね。
週刊誌モーニング連載(1983年3月 - 1989年12月)
連載してから、ハートカクテルだけをを見たくてモーニングを買っていた人も多かったようです。私もその一人です。
また、芸能人の方でもファンの方は多いようです。
TV放映(1986年10月3日 - 1988年3月25日)
日本たばこ(JT)の一社提供で、夜中数分間の放映でした。
テレビ放映時のタイトルは「たばこ1本のストーリー ハートカクテル」。
音楽はジャズピアニストの松岡直也さんや、当時人気の三枝成章などが数話ごとに担当していました。
松岡直也さんのコンサートも行きましたが、ほとんどカップルだらけでした。
【引用:YouTubeサイトより】
「ハートカクテル」おすすめストーリー
YouTubeに当時のTV画像が何本かありましたので、その中からおすすめのストーリーを紹介します。
ハートカクテル vol.55シンデレラエクスプレス 2
当時はJR東海のCMでクリスマスシーズンにシンデレラエクスプレスのCMが流行していました。
それをモチーフしたシリーズの1作品ですが、若いカップルと熟年のご夫婦の2組が新幹線での別れに描かれています。
若者と中年男性のそれぞれの気持ちが、個人的にはよくわかります。
【引用:YouTubeサイトより】
ハートカクテル vol.2 ジェシイの店
ハートカクテルの中でよく登場する主人公が行きつけのBAR「ジェシイのお店」が初めて登場したがこちらです。
いろんなカップルがこのBARで出会いと別れを繰り返します。
別れた時やケンカした時に、そっと声をかけたり、気配りをしてくれるジェシイはカッコいいマスターです。
【引用:YouTubeサイトより】
ハートカクテル vol.65 思い出ワンクッション
別れた彼女と再会した時のストーリーを少しユーモラスに描いている作品です。
最後のシーンの主人公の気持ちがよくわかります。
ハートカクテル vol.16 彼のパパは東へ行けといった
彼が亡くなった後の、彼のパパと彼女のストーリーです。
彼女を想う彼のパパの気持ちが痛いほどわかります。
【引用:YouTubeサイトより】
ハートカクテル vol.101 カシミア80%のコート
彼が彼女にプレゼントするストーリーです。
こんな感じでプレゼントされたら、さすがにうれしいですよね。
【引用:YouTubeサイトより】
「ハートカクテル」 評判は?
amazonの文庫本口コミレビューでは4.6の高評価です。
やはり年代が上の方が多いようです。
「役に立った」の数が一番多かった方のレビューです。私も同感です。
【引用:amazonサイトより】
まとめ
ポップな画はまさに80年代を象徴している「おとなの絵本」です。
当時の若者がこぞって同じファッションを真似たりしていました。
さすがに最初の頃の描写も味がありますが、途中からは細かい描写で描かれており、今見ても色褪せしません。
まだご存じない方にも80年代の大ヒットコミックを見て欲しいです。
きっとわたせ せいぞうワールドへハマりますよ。
現在ハートカクテルの数あるストーリーより、わたせせいぞうさん自身がセレクトした単行本があります。
夏、秋、冬、春と各シーズにあったストーリをセレクトしているそうです。
昔コミック本を持っていた方は、また大人買いしたいですね。
【引用:amazonサイトより】