【引用:ポニーキャニオンサイトより】
80年代、バブル時代に流行った若者の映画を知りたいです。
特に若者に人気のあったスキーを題材にした恋愛映画でおすすめは?
こんなお悩みの方にお答えします。
ズバリ、「私をスキーに連れてって」です。
80年代バブル時代はスキーが大流行です。
そして若者のスキーを題材にした恋愛映画が大ヒット。それが「私をスキーに連れてって」です。
学生時代からスキーをしているHiroakiが、映画の中で描かれている時代背景を体験しているので解説していきますね。
「私をスキーに連れてって」どんな映画なの
1987年11月21日に公開されたホイチョイ・プロダクション原作、原田知世主演の映画で、『彼女が水着にきがえたら』『波の数だけ抱きしめて』と続くホイチョイ三部作の第1作です。
監督は、ホイチョイ・プロダクション代表の馬場康夫。
そして、全編に流れるのは、ユーミンのウィンターソング。
当時最も人気のあったスポーツ“スキー”を題材にして、2ヶ月足らずの男女の恋の軌跡をハートフルに綴る、キュートな青春ムービーです。
作品内のスキー指導は、元アルペンレーサーの海和俊宏さんが行っており、本人が劇中にも登場しています。また登場人物の矢野文男のスキーの滑走場面での一部のシーンの吹き替えは、当時のトップデモンストレーターが務めて、全体の70%が美しい雪のゲレンデで描かれています。
【引用:映画より】
ストーリーは?
総合商社「安宅物産株式会社」に勤める矢野文男(三上博史)は、会社では冴えない商社マン。
高校時代からのスキー仲間とゲレンデへ出ても奥手の文男は女性と喋れず、仲間が連れて来る女性にも全く興味をもたない。
ところが一旦ゲレンデに出れば、誰もが舌を巻く名スキーヤーになる。
クリスマスイブ、文男は志賀高原でスキー仲間の泉和彦(布施博)・小杉正明(沖田浩之)・羽田ヒロコ(高橋ひとみ)・佐藤真理子(原田貴和子)と滑走していると、雪に埋もれ、もがいている女性・池上優(原田知世)見つける。
文男と泉が助け出した瞬間、文男は彼女に一目惚れしてしまう。それに気づいたヒロコと真理子は優と文男を強引にくっ付けようとする。
実は 優は文男と同じ安宅物産の秘書課のOLだった。
優と文男は交際を始める。だが文男はスポーツ部で発売を控えたスキー用品「SALLOT(サロット)」の仕事で残業が続き、優と会えない日が続く。ヒロコ達はバレンタインデーに志賀高原スキー場で遊ぶことを計画。
当日、文男は仲間のために発表前のSALLOTのスキーウェアを持ち込みスキーを楽しむ。 しかしこの日、万座温泉スキー場でのSALLOTお披露目会場に製品が届いていないというトラブルが発生。
これを聞いた優は一人でスキーで飛び出す。優が万座までの危険な山越えルートを目指したと聞いた文男は急いであとを追う。泉、小杉も加わり四人は夜間の山越えを強行する。・・・・・
【引用:ウキペディアより】
キャストは?
- 池上優 - 主演の原田知世さん。今もお綺麗ですが、この映画では可愛いですよ。
- 矢野文男 - 主人公には三上博史さん。映画出演前はほとんど無名の役者さんでしたが、この映画で一気に人気俳優になりました。
主人公、矢野文男の友達役では
- 佐藤真理子 - 原田貴和子さん。原田知世さんの実際のお姉さんで、美人です。
- 小杉正明 - 沖田浩之さん
- 羽田ヒロコ - 高橋ひとみさん
- 泉和彦 - 布施博さん
また脇役を豪華俳優の方々が演じています
- 田山雄一郎 - 矢野が尊敬する先輩役に田中邦衛さん
- 所崎 -田山の部下だが、悪役の竹中直人さん
当時の人気俳優の方々が多く出演されていますよ。
「私をスキーに連れてって」映画の魅力を解説
スキーブームという時代背景
一番の魅了は、当時ブームのスキーを題材にした恋愛映画ということです。
主人公の矢野が週末急いそと仕事を終えて、車でスキー場へ行くシーンや、週末のターミナルには数多くのスキーバスが停車していて、みんな楽しそうにバスに乗り込むシーンは、当時の若者そのもので、あるあるのシーンです。
スキー人口は1987年の映画上映当時で1220万人、その後急激に増加して1993年ピーク時には1860万人に。映画の影響もあったようです。
どれだけ混んでいたと思いますか?
私は大阪に住んでいたのですが、信州方面、八方尾根などへ週末の夜中スキーバスや車で移動していましたが、途中のサービスエリアではスキーバスやスキーを屋根に乗せている車だらけです。
とくに関東は週末の高速道路はかなり渋滞していたようですね。
また夜中にサービスエリアで食べる信州そばが、美味しかったですね。いつも食べてる時にスキー場に近づいている、という感覚になりました。
スキー場に着けば、リフト待ちで数十分は当たり前で、正月や連休などでは1時間待ちのリフトもありました。
今では想像できないと思いますが、若者だけでなく、世の中こぞってスキー場へ出かけていた時代です。
【引用:映画より】
映画のシーンですが、私も友達と一緒によくやってました。トレインかムカデといっていたと思います。先頭がしっかりしていないとすぐにコケます。
当時の若者のライフシーンがわかる
主演は当時人気の原田知世さん。可愛かったですよ。
原田さんをはじめ豪華俳優陣が当時の若者のライフスタイルを演じています。
携帯電話もパソコンも一般ではなかった時代です。
スキー場での仲間との連絡はトランシーバーで、持ってなければ○時にこのレストハウスに、みたいな時代です。
映画の中でも、たった一言を伝えたいだけで夜中車で数時間も走って相手に会いに行くシーンは個人的にかなり共感しました。
あと主人公の矢野の設定も、仕事ではイマイチだけど、趣味ではピカイチという、自分のまわりに一人はいてそうな人物設定も当時の若者に共感を得ました。
また当時は「スキーに行くなら4WD」が流行っていたので、スタイリッシュなデザインのTOYOTAのセリカGT-FOURが映画に使われていました。
当時若者に人気のセリカシリーズの4WDですが、この映画のあとは「セリカでスキーに行く」のがオシャレになり、ブームになりました。
音楽がユーミンワールド
あとなんと言っても音楽です。主題歌・挿入歌共に松任谷由実さんが全て担当し、全面ユーミンワールドで、映画とマッチしています。
とくに「恋人がサンタクロース」は、挿入歌ながら、この映画をキッカケに大ヒットして、クリスマスの定番曲として現在も数多くのアーティストによってカヴァーされ続けている名曲です。
「私をスキーに連れてって」映画の評価は
1987年の大ヒットした映画ですが、DVDなどでも観ることができます。
なんとamazonのDVD、日本の青春映画カテゴリーでベストセラー1位です。
【引用:amazonサイトより】
また、コメントも50代の方が多いようですが、みなさん高評価です。
【引用:amazonサイトより】
まとめ
1987年の大ヒットした青春映画は、30年以上経っても色褪せず、今だにDVDでもベストセラー1位です。
当時若者だった50代以上の方々だけでなく、今の若い方々にも是非観てほしい映画のひとつです。
あなたのお父さんやお母さんの青春時代がわかりますよ。50代上の方は昔を懐かしく思い出せますよ。親子で観るのもいいかもです。
あまりにも再ブームで人気になっているので、ブルーレイもに発売されていますよ。
80年代おすすめの青春映画です。